お正月飾りの松飾りやしめ縄を積み上げて燃やして、1年の無病息災や五穀豊穣を祈る火祭り「どんど焼き」。
近年では環境負荷への配慮から、全国的に開催場所が少なくなってきていますが、群馬県では季節の風物詩として親しまれており、毎年小正月の1月14日・15日に、寺社だけでなく、利根川の西側の各地区で現在も盛んに行われています。
本記事では、達磨寺の「だるま供養」や國定赤城神社の「どんど焼き」など、群馬のどんど焼き開催情報を詳しくご紹介します。
※お焚き上げは、自社のもののみ受け付ける場合と自社以外のものも受け付ける場合とがあるので事前に確認してください
※悪天候等の理由により中止・延期となる場合がございます。開催有無・日時を公式HPからご確認ください
近くに、どんど焼きを開催している場所がない!
でも、正月飾り・しめ縄・お守りetc.を早く手放したい…
そんな方におすすめなのが、「神社のお焚き上げ」サービスです。
神社のお焚き上げなら、お品を封筒や箱に入れて神社に送るだけ。
日本三大稲荷の一つに数えられる祐徳稲荷神社で、最短1.5ヶ月で供養・お焚き上げしてもらうことができます。
✅ プラスチックなど不燃物も受付可能
✅ 個数制限なし、規定サイズ内なら何個でも受付可能
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どんど焼きへの持ち込みが面倒な方、今すぐお焚き上げしたい物がある方はぜひ活用してみてください。
大量のダルマを燃やす⁉️群馬のどんど焼きの特徴
群馬県内で開催されるどんど焼きには、群馬ならではの特徴があります。それは、「ダルマを沢山燃やすこと」です。
群馬県内のどんど焼き会場に行くと、ダルマの多さに驚くことでしょう。
日本のだるまのシェアの80パーセントを生産する群馬県高崎市は「だるま王国」と呼ばれており、日本の3大だるま市の一つ「高崎だるま市」をはじめ、少林山達磨寺の「七草大祭だるま市」など、数多くのだるま市が毎年お正月に開催されます。
だるま王国の群馬県では毎年ダルマを買う習慣があり、そのためどんど焼きで古いダルマを燃やすことが恒例行事となっているのです。
ダルマは中が空洞となっているため、火に入れると破裂し大きな音が出ます。そのため、群馬のどんど焼きは他県のどんど焼きと比べ、迫力があるイベントとなっています。
國定赤城神社「どんど焼き」
國定赤城神社は、後鳥羽天皇の時代に、源頼朝の家臣、安達藤九郎が上野国(現在の群馬県)の守護となり御神徳を尊んで社殿を創建したことが始まりと伝えられている神社です。
國定赤城神社は、「一人立三匹獅子舞」が伝わり毎年4月と10月の例祭で奉納されています。
また境内には、50種類近くの桜が奉納されている桜の名所としても親しまれ、季節の花のシーズンに合わせて、桜、紫陽花、銀杏などをあしらった限定御朱印があることで人気です。
お焚き上げ料金:だるま1000円
※ぬいぐるみ・金属類・ガラス類・陶器類は不可
國定赤城神社
開催日時:1月10日前後、午前11時から
住所:〒379 – 2221 群馬県伊勢崎市国定町2-1528
公式HP:https://kunisada-akagi.jp
進雄神社「どんど焼き」
進雄神社は、869年(貞観11年)に疫病退散のため、清和天皇の命により、尾張国海部郡津島(現·愛知県津島市)の津島牛頭天王社(現·津島神社)から神様をお招きして、お祀りしたのが始まりとされ、以来、健康・厄除をはじめする御神徳のある神社として崇敬されています。
※仏具・不燃物は不可
進雄神社
開催日時:1月15日前後、午前10時から
住所:〒370 – 0035 群馬県高崎市柴崎町801
公式HP:https://susanoo.ne.jp
倉賀野神社「どんど焼き」
倉賀野神社は、旧中仙道の宿場町倉賀野にある神社です。
創建は第十代崇神天皇の時代に、皇子豊城入彦命が東国経営にあたり、今の境内に松の木を植えて亀形の石を御霊代として祀ったことに始まったと伝えられています。
地域の氏神様として、また縁結び・家内安全・医療介護の神様として広く崇敬を集めています。
倉賀野神社は、毎年小正月に北向道祖神大祭と合わせて、境内で古神札・だるまのどんど焼きを行います。
倉賀野神社
開催日時:1月15日前後、午前9時から
住所:〒370-1201 群馬県高崎市倉賀野町1263
公式HP:http://www.chinju.info
達磨寺「だるま供養」
達磨寺は、高崎名物とされる「縁起だるま」の発祥の地として有名な群馬県高崎市にある黄檗宗の寺院で、山号は少林山です。
九代目の東嶽禅師が、天明の大飢饉(1783年~1787年)により窮乏した村人を救うため、開山心越禅師の画かれた「一筆達磨坐禅像」をもとに木型を彫り、張り子だるまの作り方を伝授したことが縁起だるまの発祥とされます。
縁起物として縁日にだるまを売るようになり、毎年1月6日、7日に開催される「七草大祭だるま市」に発展しました。
縁起だるまの発祥の地として、達磨寺ではだるま供養を行っています。
※御札・御守・だるま以外は受け付けていません
達磨寺
開催日時:1月15日前後、午前11時から
住所:〒370-0868 群馬県高崎市鼻高町296
公式HP:https://www.daruma.or.jp
上野総社神社「お焚き上げ神事」
上野総社神社は、前橋市元総社町にある神社で、上野国内549柱の神々を迎祀していることから群馬県(上野の国)の総鎮守といわれています。
総社神社を参拝すると、549社の神社をお参りしたのと同じご利益があるとされ、群馬県内屈指のパワースポットとして知られています。
上野総社神社
開催日時:1月14日前後、午前9時から
住所:住所:〒371-0846 群馬県前橋市元総社町1-31-45
公式HP:https://www.net-you.com/souja
妙見寺「お焚き上げ」
妙見寺は、明治18年(1885)に創建された山梨県にある身延山久遠寺を総本山とする日蓮宗のお寺です。妙見寺では、節分の日に豆蒔きとお焚き上げを開催しています。
妙見寺
開催日時:2月3日前後、午前10時から
住所:〒370-0112 群馬県伊勢崎市境西今井318
公式HP:https://www.myouken-temple.or.jp
冠稲荷神社「お焚き上げ」
冠稲荷神社は、縁結び・子宝・安産・子育て・健康長寿で知られる日本七社(日本七稲荷)の一つに数えられる神社です。
平安時代の天治二年(1125)、新田氏の始祖新田義重公の父、源義国公の創建と伝えられています。また、承安4年(1174)には、源義経が奥州下向の折り、冠の中に奉持していた京都伏見稲荷の分霊を奉祀したとも伝わっています。
境内には樹齢400年といわれる、日本一の大きさを誇る木瓜(ボケ)の木があります。県指定自然記念物となっているこの「冠稲荷のボケ」には、子宝祈願にまつわる伝説があり、縁結び、子宝祈願・子育てに厚く信仰されています。
※お札やお守りは、古神札納殿へ、お白狐(瀬戸物)は、いなり白狐社へ納めてください。
冠稲荷神社
開催日時:不定期
住所:〒373-0842 群馬県太田市細谷町1
公式HP:https://kanmuri.com
宝徳寺「お焚き上げ」
磨き上げられた床に周囲のもみじが映り込む「床もみじ」で有名な宝徳寺は、1450年頃に創建された禅寺です。
宝徳寺では、毎年1月3日の無病息災、開運招福を祈願する半僧坊大祭の日に人形供養とお焚き上げを併せて行っています。
半僧坊大祭では、本堂にて厄除け祈願法要を開催。境内では一年を大きな根をはって、健康で幸せに送れるよう「幸福を招く大根焚き祈願」を行い、参拝者に振る舞います。
宝徳寺
開催日時:1月3日
住所:〒376-0041 群馬県桐生市川内町5- 1608
公式HP:https://www.houtokuji.jp
どんど焼きに行けない時は「神社のお焚き上げ」がおすすめ
どんど焼きは場所によって開催時期が異なり、寺社によってはお焚き上げできないものも多くあります。
タイミングが合わずどんど焼きに持ち込めなかった正月飾りやお守り・御札、ダルマの処分に困ったときは、祐徳稲荷神社(佐賀県鹿島市)が行なっている「神社のお焚き上げ」サービスがおすすめです。
スマホから「お焚き上げキット」を注文し、お焚き上げしたい物を神社に送るだけ。最短1ヶ月で、神社で丁寧に供養お焚き上げしてもらうことができます。
お守りなど小さなお品には「レタータイプ」のキット(1,980円〜)がおすすめです。
大きめの正月飾りやダルマ、人形など、お焚き上げしたいものが複数ある場合は、「ボックスタイプ」のキット(7,480円〜)がおすすめです。
申込、供養の手順は以下の通り。
- サイトから「お焚き上げキット」を購入する
- お焚き上げキットが自宅に届く
- 封筒(または箱)にお品を詰めて神社に送る
- 神社で供養・お焚き上げを実施
- お焚き上げ完了後、「お焚き上げ証明書」と「ご祈祷動画」がメール(または郵送)で届く
購入時にはクレジットカード、Amazon Payなどオンライン決済が可能。宗教・宗派の異なる寺社のお守りや御札、不燃物も受け付けています。
個数制限なしで規定サイズ内であれば何個でもお焚き上げを依頼できるので、処分に困っているものがある方は、ぜひ一度活用してみてください。
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