神社・お寺で授かったお守り。
お守りには健康祈祷や学業成就、恋愛成就など様々な種類があります。
初詣で購入したお守り以外にも、旅行先で購入したお守りなど、複数のお守りを持っている方も多いのではないでしょうか?
そんな時に「お守りを複数持っていても大丈夫なのか?」と不安になる方も少なくありません。本記事では、
- 複数のお守りを持っても大丈夫なのか
- ご利益に影響しないのか
という疑問にお答えします。
お守りを「複数持ち」する際の注意点や保管・処分方法についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
近くに、お守りを返納できる神社・お寺がない!
でも、古いお守りを早く手放したい…
そんな方におすすめなのが、「神社のお焚き上げ」サービスです。
神社のお焚き上げなら、お守りを封筒に入れて神社に送るだけ。
日本三大稲荷の一つに数えられる祐徳稲荷神社で、最短1.5ヶ月で供養・お焚き上げしてもらうことができます。
✅ プラスチックなど不燃物も受付可能
✅ 御札・人形などお守り以外も受付可能
✅ クレジットカード、オンライン決済可
寺社への持ち込みが面倒な方、今すぐ古いお守りを手放したい方はぜひ活用してみてください。
お守りの「複数持ち」はご利益に影響する?
お守りの「複数持ち」はご利益に影響しません。
お守りには神様が宿っているため、「複数のお守りを持つと神様同士が喧嘩してご利益がなくなるのでは?」という不安になる方も多いのではないでしょうか。
しかし一神教(1つの神様を信仰すること)の宗教とは異なり、日本では「八百万の神」という言葉に代表されるように、太古から自然界の様々なものを神として崇拝してきた歴史があり、神様ごとに役割・ご利益が異なるため、神様同士が喧嘩することはありません。
お守りを複数持ちする際の注意点
神様の相性と位に注意
前項では「神様同士は喧嘩しない」とお伝えしました。
しかし、神様同士は喧嘩しないものの、それぞれ異なる能力(ご利益)を持っています。
お守りを複数持ちすると、その神様同士の力が互いに影響し合い、相乗効果が得られる場合と、逆に本来の力を発揮することができなってしまうリスクがあります。
そのため、お守りを3つ以上持つ場合は、一番位が高い神様のお守りを真ん中据えるようにしてください。
お守りの放置、返納忘れはNG
お守りは神様の力が宿っているため、購入したまま放置したり、しまったままにしておくと、その効果を得られないばかりか、逆効果となってしまいます。
お守りの有効期限は1年と言われており、購入から1年を目処に、授かった神社・お寺に返納する必要があります。
返納せずそのまま放ったらかしにしておくこともNGですので、お守りを複数持っている場合は、できるだけ持ち歩き、購入から1年が経過したタイミングで必ず返納するようにしましょう。
感謝の気持ちを忘れない
お守りは神様の分身と考えられており、神様の力が宿っている神聖なものです。
返納の際はもちろん、普段持ち歩く際にもお守りに対する感謝の気持ち持って接することが大切です。
お守りを複数持っていると、1つ1つのお守りには意識が向かなくなる傾向があります。
旅行先などで記念として購入する際にも、購入したまま放置することが無いように注意しましょう。
縁結びのお守りは1つに絞ると吉
お守りを複数持つことに問題はありませんが、「縁結び」のお守りの複数持ちは逆効果になってしまう可能性があります。
「縁結び」のお守りには、1人の運命の人と出会い、結婚できるようにという願いが込められています。
そのため、縁結びのお守りを複数持つ=何人もの人との出会いを求めている、ということになります。
真剣に良いご縁を求めている方は、縁結びのお守りはできるだけ1つに絞ると良いでしょう。
複数のお守りを家で保管する場合
お守りを家で保管する場合は、目線よりも上の位置に置いて保管しましょう。
神棚がある場合は神棚の上に。神棚がない場合は、タンス上など高いところに白い紙を敷いて、その上にお守りを置きましょう。
なるべく明るく清潔な場所、普段から目につく場所に置くと、よりその効果を得られやすいと言われています。
人が激しく出入りする玄関付近、湿気が溜まりやすい水場付近などは避けるようにしましょう。
お守りは神様の分身と考えているため、ホコリが被らないよう定期的にお手入れし、綺麗な状態を保つようにしてください。
お守りの有効期限、返納のタイミング
お守りは授かってから約1年でご利益が切れてしまうと言われています。
初詣で授かったお守りは、翌年の初詣の際に、授かった神社・お寺に返納するようにしましょう。
お守りには厄除けの役割もあるため、溜まった厄を手放すという意味でも1年周期で返納と良いでしょう。
1年が経過する前に願いが成就した場合や、合格祈願・安産といった時期が決まっている場合は、お守りが役割を終えたタイミングで返納してもOKです。
お守りの処分方法
授かった神社・お寺に返納する
お守りを手放す際は、授かった神社やお寺に返納するようにしましょう。
お守りの裏には神社・お寺名が記載されているものが殆どですので、授かった寺社を確認し、直接「納札所」などへ持ち込み、返納するのが基本的な返納方法になります。
旅行先で購入したお守りなど、授かった寺社に返納が難しい場合は、近くの寺社に返納しても問題ありません。中には郵送での返納を受け付けている寺社もあります。
授かった寺社とは異なる場所に返納する際は、宗教・宗派が同じ寺社に返納するようにしましょう。
神社で授かったお守りをお寺に、お寺で授かったお守りを神社に返納することはあまりお勧めできません。
返納されたお守りは、神社・お寺の境内で僧侶・神職によって祈祷・供養された後、お焚き上げされます。お焚き上げとは返納されたお守りなどを火で焼き、天にお還しする儀式です。
お焚き上げをすることでお守りを浄化し、神様に感謝の気持ちを伝えることができます。
お守りをすぐに返納したい時は「神社のお焚き上げ」がおすすめ
- 授かってから1年過ぎた古いお守りが複数ある
- 近くに返納できる神社・お寺がない
という場合は、祐徳稲荷神社(佐賀県鹿島市)が行っている「神社のお焚き上げ」サービスがお勧めです。
スマホから「お焚き上げキット」を購入し、申込書と一緒にお守りを封筒に入れて郵送するだけ。
神社で丁寧に供養・お焚き上げしてもらうことができ、完了後には「ご祈祷動画」と「お焚き上げ証明書」が届きます。
お守りだけを送る場合は「レタータイプ」で1,980円から依頼できます。
御札、人形など他にも供養・お焚き上げしたいものがある場合は、個数制限なしで1箱分まとめて依頼できる「ボックスタイプ」7,480円〜がおすすめです。
クレジットカード、Amazon Payなどオンライン決済に対応しており、可燃物以外も受け付けているので、お守り返納以外にも活用できます。
「どんど焼き」に持ち込む
「どんど焼き」とは、お正月に飾っていた飾りなどを持ち寄りお焚き上げをして、1年の無病息災を祈る行事で、年に一度、小正月の時期(1月15日頃)に行われます。
神社やお寺だけでなく、地域の伝統行事としても開催されています。
開催場所により異なりますが、宗教・宗派に関わらず受け付けている所もあるので、授かった寺社に返納できないお守りもお焚き上げしてもらうことができます。
寺社によっては「正月飾りのみ」や「自社で授かったもののみ」といったルールが設けられている所もあるため、事前に確認して置きましょう。
自治体のごみ収集に出す
やむおえない理由ですぐにお守りを手放す必要がある場合、自治体のごみ収集に出す、という方法もあります。
しかし、お守りは本来、授かった寺社に返納するものですので、ゴミとして捨てるのはあまり良い方法とは言えません。
お守りをそのままゴミ箱に捨てるのは神様に失礼に当たるため、白い紙に包んでからゴミ袋に入れるようにしましょう。複数のお守りがある場合は、1つずつ白い紙で包んでください。
塩を用いて清める方法は正しい供養方法ではないため、供養したい場合は寺社に返納するか、「神社のお焚き上げ」サービスを利用しましょう。
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