お子さんが小学校生活を共に過ごした「ランドセル」。
小学校卒業や、ランドセルからリュックサック等に切り替えた場合など、お子さんが使わなくなったタイミングで処分するのが一般的ですが、「子供の思い出が詰まったランドセルを捨てるのに抵抗がある」という方も多いのではないでしょうか?
本記事では、
- ランドセルの正しい処分方法とタイミング
- ランドセルを高値で売るコツ
- ランドセルを供養する方法
について詳しくご紹介します。
古いランドセルを処分したい
でも、捨てるのは罪悪感がある…
そんな方におすすめなのが、「神社のお焚き上げ」サービスです。
神社のお焚き上げなら、ランドセルを神社に送るだけ。
日本三大稲荷の一つに数えられる祐徳稲荷神社で、最短1.5ヶ月で供養・お焚き上げしてもらうことができます。
✅ 金具がついたままでOK!不燃物も受付可能
✅ ランドセル以外の物もまとめてお焚き上げ可能
✅ クレジットカード、オンライン決済可
ランドセルを捨てられずに困っている方は、ぜひお焚き上げを検討してみてください。
卒業後、使わないランドセル皆どうしてる?捨てるタイミングはいつ?
ランドセルを処分するタイミングはご家庭によって様々です。
お子さんが卒業してから1ヶ月〜1年以内に処分するご家庭が多い一方で、捨てるタイミングがつかめず保管しているというケースも少なくありません。
ランドセルを処分するタイミングに決まりはないため、思い出とじっくり向き合い、気持ちの整理ができてから処分を検討するのも良いでしょう。
状態の良いランドセルであれば、必要としている人に譲ったり、小物にリメイクする方法もあります。
ランドセルを気持ち良く処分したい場合は、神社やお寺にお焚き上げ供養を依頼するのもおすすめです。
ランドセルの処分方法、捨て方
自治体のごみ収集に出す
ランドセルは自治体のごみ収集に出すことができます。
一般的に、ランドセルは「可燃ゴミ」に分類されますが、自治体によっては30cmを超えるサイズを「粗大ゴミ」に指定しているケースもありますので、必ず自治体のルールに従って処分しましょう。
ランドセルの金具は外すべき?
ランドセルは、開閉部分の留め具や側面のフックなど、金具が付いている場合がほとんどです。
金属類は燃えるゴミには該当しないため、自治体のごみ収集に出す場合はハサミ等で切るなど、外してから出すと良いでしょう。
しかし、簡単に外せないタイプの金具も少なくありません。
多くの自治体では「処分するアイテムを構成する素材の9割が可燃素材であれば『可燃ごみ』に分類しても問題ない」というルールを設けているため、難しい場合は無理に外す必要はありません。
※全ての自治体に適応するルールではないため事前に確認しておきましょう
革小物にリメイクする
ランドセルはサイズが大きいため、保管したくても収納スペースに困るケースも少なくありません。
お金や手間がかかっても、ランドセルをより長く使いたいという方には、革小物にリメイクする方法がおすすめです。
ランドセルをキーホルダーや財布、カバンなど、普段使いの小物にリメイクすれば、気軽に持ち歩くことができます。また、ランドセルを買ってくれた祖父母へお礼の意味を込めてプレゼントするのも良いでしょう。
ご自身でリメイクするのが難しい場合は、ランドセルのリメイクを行なっている工房や革製品の製作所などに相談してみましょう。小さな革小物であれば、数千円程度でリメイクしてもらえます。
ランドセルの状態が悪く再利用できる部分が少ない場合は、リメイクを引き受けてもらえない可能性もあるので注意しましょう。
友人、知人に譲る
親戚や友人・知人に、小学1年生になるお子さんがいる場合は、ランドセルを譲ってあげるのもよいでしょう。
ランドセルを親しい人に使ってもらうことで、気持ち良く手放すことができます。
また、「ジモティー」など地域の掲示板で譲り先を探すのも良いでしょう。貰い手が遠方に住んでいても、直接受け取りに来てもらえる場合や、送料を負担してくれる場合もあります。
ただし、ランドセルは新しい物を使うのが一般的です。人によっては古いランドセルを好まないこともあるため、無理に人に譲ることは避けましょう。
また、状態が悪いランドセルを譲るのはトラブルの原因にもなるため、掲示板等で募集する場合は、様々な角度から写真を撮影し、使用年数や注意点などを事前に伝えておきましょう。
譲る前にはランドセルをきちんと掃除・メンテナンスをしておくことも重要です。
ランドセルを寄付する
ランドセルがまだ使える場合は、寄付を検討するのも良いでしょう。
作りが頑丈で長く使える日本のランドセルは、海外でも人気が高まっており、近年では、役目を終えたランドセルを発展途上国の子供たちに寄付する活動が広まっています。
国際協力NGOジョイセフ(JOICFP)が主催しているプロジェクト「思い出のランドセルギフト」は、2014年の開始以降、25万個を超えるランドセルをアフガニスタンに届けています。
ランドセルを寄付するプロジェクト・団体は他にも多数あるので、主旨や寄付の方法を踏まえた上でマッチする手段を選びましょう。
フリマアプリ・リサイクルショップで売る
綺麗でまだ使える状態のランドセルは、フリマアプリやリサイクルショップで売るのも良いでしょう。
「ランドセルが壊れてしまった」「ランドセルのリメイク品が作りたい」など、時期を問わずランドセルの需要はあるので、「メルカリ」などのフリマアプリに出品すれば売れる可能性があります。
高級皮革を使ったランドセルや有名ブランドのランドセルは、状態が良ければリサイクルショップ等で高く買い取ってもらえる可能性もあります。
ランドセルを高価格で売るコツ
なるべく綺麗な状態を保つ
ランドセルをより高く買い取ってもらうためには、汚れや傷をなるべく除去しなければなりません。売却する前に、必ず掃除やメンテナンスをしておきましょう。
また、使い方次第では汚れや傷を軽減することができます。
ランドセルは雨に濡れると傷みやすくなるため、レインカバーをつけることをおすすめします。ランドセルが濡れてしまった場合は、すぐに水滴を拭き取り、風通しの良い場所で乾燥させましょう。
日頃から表面のホコリを払ったり、革用クリームを使ってメンテナンスしておくと、綺麗な状態を保ちやすくなります。
購入時の箱や保証書・付属品を保管しておく
ランドセルに付属している外箱や保証書があると、より高値で売れる可能性があります。
特に、本革のランドセルや有名ブランドのランドセルは、付属品があることで価値の証明にもなるので、必ず保管しておきましょう。
ランドセルカバーや連絡袋など、ランドセルと一緒に使っていた品もセットで売却すると、さらに高値で売れる可能性があります。
ランドセルは決して安い買い物ではありません。売却する可能性がある場合は、付属品を保管するようにしましょう。
トレンドが変わる前に売る
ランドセル商戦は近年ますます白熱しており、人気のデザインやカラーなど、トレンドが変わるスピードも早くなっています。
そのため、ランドセルをより高値で売りたい場合は、トレンドが変わる前に売却することが大切です。
需要が高まる秋〜冬の時期を狙う
6年生になる前にランドセルを使用しなくなった場合や、人気ブランドのランドセルを手放す場合は、早めに売却を検討しましょう。
また、ランドセル購入のハイシーズンは「秋から冬にかけて」です。需要が高まるタイミングを狙って売却すると良いでしょう。
「思い出の詰まったランドセル」を気持ち良く手放すには、供養がおすすめ
お子さんの思い出の詰まったランドセルを、簡単には手放せない、捨てるのは抵抗がある、という方も多いのではないでしょうか?
ランドセルを気持ち良く手放したい場合は、神社やお寺で供養・お焚き上げしてもらうことをおすすめします。
供養を依頼したランドセルは、住職・神職の方が丁寧に供養を行なったあと、寺社の敷地内でお焚き上げされます。お焚き上げとは、思い入れのあるお品を火で燃やし、天にお還しする儀式です。
近年では、自宅でできる塩を使ったお清め方法も紹介されていますが、正しい供養方法ではないため、必ず神社やお寺で供養してもらうようにしましょう。
神社に送るだけで供養できる「神社のお焚き上げ」がおすすめ
祐徳稲荷神社(佐賀県鹿島市)が行なっているお焚き上げサービス「神社のお焚き上げ」では、全国どこからでも、スマホで簡単にランドセルの供養を依頼することができます。
供養の手順は以下の通り。
- サイトから「お焚き上げキット」を購入する
- お焚き上げキットが自宅に届く
- 箱にランドセルを詰めて神社に送る
- 神社で供養・お焚き上げを実施
- お焚き上げ完了後、「お焚き上げ証明書」と「ご祈祷動画」がメール(または郵送)で届く
費用は箱のサイズにより異なりますが、3辺(高さ/幅/奥行)の合計100cm以内の場合、「ボックスタイプ」のキットで7,480円〜供養できます。
1つの箱に複数の物をまとめて入れることができるので、ランドセル以外に供養したいものがあれば一緒に送りましょう。金具が付いたままでも受け付けてもらえます。
お寺・神社に直接供養を依頼する
供養に立ち会いたい、近場で供養を依頼したい場合は、近隣のお寺・神社に直接供養を依頼、持ち込む方法もおすすめです。
普段から懇意にしている菩提寺があれば相談してみるのも良いでしょう。中には郵送で受け付けている寺社もあります。
近年では環境負荷への配慮から、通年で供養を受け付けている寺社は減少しています。ランドセルの供養に対応していない寺社もあるため、必ず事前に確認しましょう。
供養代は寺社によって異なりますが、ランドセル1つあたり5,000〜1万円程度が相場です。
豊岡鞄の「かばん供養」サービスを利用する
かばんの聖地として知られる兵庫県豊岡市には、「豊岡鞄」という地域ブランドがあります。
豊岡鞄では、鞄を供養する「かばん供養」というサービスを行なっており、鞄の神様を祀る「小田井縣神社」にて、年に2回(3月12日と8月1日)供養が行われています。
オンライン申し込みにも対応しているので、遠方からもランドセルを送るだけで供養してもらえます。
ランドセルの供養代は2,000円。オンライン申し込み、豊岡エリアの取扱店舗以外から申し込む場合は、別途送料がかかります。
鞄の神様を祀る神社で、ランドセルの供養を依頼してみてはいかがでしょうか。
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