毎年、年の瀬から年始にかけて家の玄関や門に飾る「お正月飾り」。
お正月飾りは、年神様をお迎えするための縁起物で、門松、鏡餅、しめ縄、破魔矢などが代表的です。
毎年12月13日以降に飾るのが一般的ですが、「いつまで飾れば良いの?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、正月飾りを片付けるタイミングと正しい処分方法、注意点について詳しく解説します。
古い正月飾りを近くに、どんど焼きを開催している場所がない!
でも、正月飾り・しめ縄・お守りetc.を早く手放したい…
そんな方におすすめなのが、「神社のお焚き上げ」サービスです。
神社のお焚き上げなら、お品を封筒や箱に入れて神社に送るだけ。
日本三大稲荷の一つに数えられる祐徳稲荷神社で、最短1.5ヶ月で供養・お焚き上げしてもらうことができます。
✅ プラスチックなど不燃物も受付可能
✅ 個数制限なし、規定サイズ内なら何個でも受付可能
✅ クレジットカード、オンライン決済可
どんど焼きへの持ち込みが面倒な方、今すぐお焚き上げしたい物がある方はぜひ活用してみてください。
【種類別】正月飾りはいつまで飾る?片付けるタイミング
門松・しめ縄飾り→「松の内」まで
年神様の依り代である松を飾っておく期間のことを「松の内」と呼びます。
松の内が明けると年神様がお帰りになるため、年神様の依り代であった門松やしめ縄などのお正月飾りを片付けます。
松の内の期間は地域によって異なり、
東北・関東・九州= 1〜7日
関西を中心とする地方= 小正月の15日まで
となっています。
1月7日は一年の健康を祈って食べる「七草粥の日」でもあるので、近年では七草粥を食べた後、同じ日にまとめて片付けるご家庭も多いようです。
鏡餅→「鏡開き」まで
鏡餅は基本的に「鏡開き」まで飾っておくものです。
鏡開きとは、お正月の間に年神様の依り代として飾っておいた鏡餅を下げていただく儀式のことで、鏡餅を開いて、無病息災を願い年神様の恩恵をいただくという意味があります。
鏡開きの日は、一般的には松の内の明けた「1月11日」となっていますが、
関東
7日までが松の内なので15日が鏡開き
関西など15日までが松の内の地域
15日か20日が鏡開き
といったように地域差があります。
また、関西の中でも京都では、1月4日が鏡開きで、正月飾りを処分する前に鏡餅をいただく風習があります。
鏡開きに刃物の使用はNG!?
かつて、刃物を使ってお餅を切ることは武士にとって切腹を連想させることから、神様の依り代である鏡餅に刃物を向けるのは縁起が悪い行為と考えられていました。
そのため鏡開きではお餅を「切る」「割る」とは言わずに、「開く」という表現が使われるようになり、鏡餅は木槌や手で優しく割るのが正しい割り方になります。
破魔矢→授かってから1年
神社やお寺で授かった「破魔矢」は、厄除けや魔除けのお守りなので明確な期限はありませんが、1年でその効力が薄れると考えられているため、授かってから1年を目処に返納しましょう。
初詣で授かった破魔矢は、翌年の初詣で返納すると良いでしょう。
お守りは原則、授かった場所に返納するのがマナーです。
神社で授かったものは神社に。お寺で授かったものはお寺に返納する必要があります。
授かった場所に返納できない場合は、同じ宗教・宗派の場所に返納してください。
神社のものをお寺、お寺のものを神社に返納するのはマナー違反になるため注意しましょう。
正月飾りはゴミとして捨てても大丈夫?
お正月飾りは、新年に家を訪れてくださる年神様をお迎えするための縁起物です。
ゴミとして無造作に捨てることはマナー違反となるため、神社・お寺に返納する、どんど焼きに持ち込むなどして、お焚き上げをして丁寧に処分するようにしましょう。
正月飾りは使い回しても大丈夫?
正月飾りは年神様をお迎えし、1年の幸せや健康を願うための縁起物なので、基本的に使い回しはNGとされています。
お正月の時期を過ぎたら返納・お焚き上げし、翌年の正月には新しいものを飾ってお迎えしてください。
近年ではデザイン性のある高価な正月飾りも販売されており、1度使っただけで捨てるのはもったいない、と考えてしまう方も多いかと思います。
しかし、正月飾りの本来の意味を考えると、同じものを使いまわすことは神様に失礼ですので、極力新しいものを飾ってお迎えしましょう。
正月飾りの正しい処分方法
神社・お寺に返納する
お正月飾りは、神社・お寺の境内に設置されている「古札納所」に返納することができます。
中には古札納所を設けておらず、社務所・寺務所にて受け付けている寺社もあります。
古札納所に正月飾りを納めたら、近くにあるお賽銭箱に気持ちの額だけお賽銭を入れましょう。
近くにお賽銭箱がない場合も、きちんと参拝するのがマナーです。
プラスチックなどの不燃物を受け付けていない寺社も多いため、自宅で分別してから持ち込むと良いでしょう。
寺社によっては、お正月飾りの種類・サイズに制限を設けているところもあるため、門松などの大きいものを持ち込む場合には、事前に確認してから持ち込むようにしましょう。
「どんど焼き」に持ち込む
正月飾りは、小正月の時期(毎年1月15日頃)に神社やお寺で開催される「どんど焼き」に持ち込み、お焚き上げすることができます。
どんど焼きは、古い正月飾りやお守り・御札を感謝を込めて焚き上げ、1年間の無病息災や家内安全を祈願する日本の伝統行事で、地域によって「左義長」「どんと」「とんど」など呼び名が異なります。
神社やお寺の境内に、わらや青竹で小屋・やぐらを組み、持ち寄られた正月飾りや縁起物、お守りを燃やします。
清浄な炎でお焚き上げをすると、年神様が炎と共に天へお帰りになると考えられています。
どんど焼きは無料で参加できるところが殆どですが、神社・お寺で行われている場合は、賽銭箱にお気持ちだけお賽銭を入れましょう。
正月飾りを送るだけ!「神社のお焚き上げ」がおすすめ
正月飾りは神社・お寺に返納するか、どんど焼きに持ち込むのが正しい処分方法ですが、中には「神社・お寺に返納しそびれてしまった」「どんど焼きに参加できなかった」など、やむおえない事情で理由で正月飾りの処分に困りの方も多いかと思います。
そんな時には、佐賀県鹿島市にある祐徳稲荷神社が行っている郵送お焚き上げサービス「神社のお焚き上げ」がおすすめです。
「日本三大稲荷」の一つに数えられる祐徳稲荷神社では、通年で郵送でのお焚き上げを受け付けており、公式サイトから「お焚き上げキット」を購入し、正月飾りを神社に送るだけ。
最短1.5ヶ月で供養お焚き上げしてもらえます。
供養の申し込み手順は以下の通り。
- 公式サイトから「お焚き上げキット」を購入する
- キットが自宅に届く
- 正月飾りを専用封筒(または箱)に入れて神社に送る
- 神社で供養・お焚き上げが行われる
- お焚き上げ完了後、メールで「ご祈祷動画」と「お焚き上げ証明書」が届く
キットの注文にはクレジットカード、Amazon Payなどオンライン決済が利用可能なほか、送料は全て神社が負担してくれるので、お金・時間をかけずに、自宅にいながら簡単に正月飾りをお焚き上げすることができます。
「お焚き上げキット」は物の種類やサイズに応じて様々なタイプがあり、小さめの正月飾りであれば「レタータイプ普通」のキットで税込2,980円〜で依頼できます。
破魔矢・しめ縄など、長めのお品には「ロングタイプ」のキット(税込3,980円〜)がおすすめ。
大きめの正月飾りの場合は、「ボックスタイプ」(税込7,480円〜)がおすすめです。
いずれのキットも個数制限はなく、規定サイズ内であれば何点でも送ることができるので、お守り・御札、神棚など、お焚き上げしたいものが他にもあれば一緒に送りましょう。
多くの神社・お寺では、不燃物を受け付けていないところがほとんどですが、「神社のお焚き上げ」サービスでは、不燃物も受け付けているので、プラスチック製の装飾がついた正月飾りもそのまま送れるのが嬉しいポイントです。
ご自宅に古い正月飾りがある方は、ぜひ「神社のお焚き上げ」サービスの利用を検討してみてください。
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